みなさんこんにちは!
つがやす薬局 東2条店の薬局長です。
今回は、令和2年2月16日(日)に、とかちプラザにおいて開催された
「帯広市商工会議所主催」の「ニコニコ健康・福祉フェア」についてのご報告です。
毎年開催されているイベントで今回のテーマは、
「みんなで守る、家族の健康」でした。
開催内容は以下の通りです。
【開催内容】
講演会 【正午~午後1時30分】
①「慢性腎臓病(CKD)について」
講師 林 学 氏(新緑通りはやし内科 院長)
②「いきいき食べて健康に」
講師 大和田 三朗 氏(ウエストデンタルクリニック 院長)
③「効果を引き出す薬の飲み方」
講師 山本 洋介 氏(つがやす薬局 東2条店 薬局長)
【PR・実演・体験コーナー 午前11時~午後3時】
健康チェックの機会としてご利用いただくことのできる体験コーナー等を設置。
出展部門 |
内容 |
医療部門 |
ストレスチェックと血管・肺骨年齢測定、血液検査(有料/先着20名様) |
介護部門 |
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鍼灸部門 |
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柔道整復部門 |
テーピング技術実演、パネル展示サンプル配布 |
介護予防の視点で行う体力測定 |
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帯広コア専門学校 |
お口の中を健康に-だ液腺マッサージの実演‐ |
十勝精神保健福祉協会 |
こころの健康に関するパネル展示 |
血流測定で健康チェック |
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帯広市健康推進課 |
がん予防・健診についてのパネル展 |
会場の各ブースでは各専門分野の方々が、それぞれの場所に分かれて
来場者向けに健康チェックや健康相談等を行い、
働き盛りの方から高齢者の方々を中心に来場されていました。
講演会会場では、医師・歯科医師・薬剤師が1人30分ずつ、
それぞれの立場から健康に関する講演を行い、
私は、薬剤師の立場から、
「効果を引き出す薬の飲み方(薬剤師が提案するお薬との
正しい付き合い方)」と題したお話しをさせていただきました。
冒頭は、3問の〇✕クイズを行い、風邪をひいたときにはお薬が絶対に必要かどうか、
薬を飲む際の水の量によって薬の吸収が変わってくる場合があること、
そして、薬の飲み方を自分の判断で変えてしまうことで、
薬の血中濃度が変わってきてしまうことなどをクイズ形式で
会場にいる方々に考えてもらうように工夫しました。
さらには、
漢方薬を服用するタイミング。
食事が影響する薬の飲み方。
便秘薬が効かないのは、他の薬との相互作用に原因がある可能性があること。
速効性製剤と徐放性製剤の違い。
粉砕すると効果が期待できない薬。
薬と薬・食物との相互作用。
主作用と副作用のバランス。
薬物の体内動態(ADME)。
腎機能・肝機能低下による影響。
抗菌薬の使い過ぎによるリスク。
薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン。
ポリファーマシー。
日本全国の残薬の推定金額。
地域包括ケアシステム・・・。
などについてお話しさせていただきました。
来場された方はご年配の方が多く、中には普段から薬を飲まれている方も
いらっしゃったので、できるだけわかりやすく丁寧にお伝えするよう心がけました。
最後に、令和2年4月から、フジテレビ系列で放送予定の石原さとみさん主演の
薬剤師ドラマ「アンサング シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」
についてご紹介します。
日本の連ドラ史上初となる、病院薬剤師を主人公にした新・医療ドラマが
ここに誕生しました。
これまでの医療系ドラマでは、登場人物として描かれてきたのは医師や看護師で、
薬剤師がフォーカスされることは皆無でした。
薬剤師の役割は、医薬品全般における豊富な知識を生かし、医師の処方箋に基づく
調剤や服薬指導、医薬品の管理・販売を行うことです。
また、薬剤師は医師の出す処方箋に唯一異議を唱えることができ、
患者にとっては“最後の砦(とりで)”ともいえる重要な存在です。
決して脚光を浴びることはありませんが、全国30万人以上もの薬剤師たちが患者
の“当たり前の毎日”を取り戻すために日々奮闘しています。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』では、病院内にある薬剤部にて、
主に患者の薬の調剤、製剤を行う
“病院薬剤師”たちの知られざる舞台裏を描いていきます。
病院薬剤師を主人公として描く日本の連続ドラマは初となります。
“アンサング”とは「褒められない」という意味。
医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、
“縁の下の力持ち(=アンサングヒーロー)”として患者のため
に奮闘する病院薬剤師たちのまだ誰も知らないヒューマンドラマが幕を開けます!
ぜひ、みなさん、薬剤師の奮闘ぶりに、乞うご期待ください!!